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活動時間 2009年度秋学期 普段の活動時間 火曜5限~(16:20~) 土曜3限~(13:00~) 活動時間が、上記の時間帯に変更になりました。 今学期はこのスケジュールで活動していきます。 毎学期、部員の参加できる時間を選びなおしています。 イベントの実施日はその性質上、不定期です。 活動場所 普段の活動は主に短大棟の食堂下にあるカフェに集合し、空き教室で活動します。 イベントを実施する際は、裁判所や競馬場など様々な場所で行います。 活動内容 普段は投資についての報告や、部員が持ち込むイベントの企画などについての話し合いをしています。 イベントを実施する際には、そのイベントにすべてをつぎ込んで頑張ります。 詳しくはWhat's ストパー?や、各イベントのページをご覧下さい。 見学・体験入部など 入部希望の方も含めて、年中無休で随時募集しています。 詳しくは、みんなの掲示板かメールでお問い合わせいただくようお願いします。
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[EX]異界からの呼び声を受けていると、守護者を祀る神殿に変わり出現する。 特殊ボス1 オース・ドラゴン 感電が比較的効くので神雷で攻めよう。 波動耐性、麻痺感電耐性を忘れずに。 使用スキル 打撃攻撃 落雷 オールレンジレーザー…波動属性3回単体攻撃をランダムに3回。 ラディアンレーザー…波動属性単体攻撃。高確率で麻痺 スウィープレーザー…波動属性全体攻撃。威力はあまりない。 波動のブレス…残りHPが多い時ほど強くなる全体波動攻撃 クリティカルレイ バニッシュ インフレーション ドロップは100%で竜鱗 また、倒すと主人公が専用スキル「ライフバースト」を習得する。 特殊ボス2 サクリファイス 万能意外の属性耐性が頑強以上で2回行動でAGIも高く行動速度がたかい。回避率も高い。 だが攻撃の威力がかなりしょぼいのであまり苦戦しないと思う。 打撃攻撃もほとんど効かないので、地道に攻撃していこう。 ドロップは100%で鋼の壁 また、倒すと主人公が専用スキル「ファランクス」を習得する。
https://w.atwiki.jp/atuine/pages/38.html
生体転送 → 竜騎士の奇襲 魔道転送 → 封印 転送中に、配置していた場所を別のカードで埋められると、転送中のカードが消滅してしまう。 下図(場)の1の位置から順に埋められていく。 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 ということは・・・クリも魔法も5の位置から順に置くように心がければよいかも。 つまり、「画面右からカードを置くようにする」。 例外 油(アブラクサス)が自分のデッキに入っている場合、置く場所にちょっと気をつける。
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紅龍でのイベントに関する意見をお待ちしております 現在の募集 なし 選択肢 投票 賛成 (74) 日時に不満 (1) 企画に不満 (1) 内容に不満 (1) 不満 (15) コメント欄動作テスト -- れな (2007-04-03 19 00 29) 日曜にいないことが多いのでこういうのはありがたいです。 -- 御台所 (2007-04-03 19 48 24) 日曜だけですと、人によっては時間の都合が悪い方もいらっしゃると思うので賛成です。 -- エンド (2007-04-03 20 00 53) 賛成です~日曜最近参加できてないですし^^; -- 黒棺 (2007-04-03 20 20 34) 参加しやすい時間帯だと思いますしいいんじゃないでしょうか? -- UM (2007-04-03 20 52 02) 賛成しま~すw結構10時ならINしてる方もいますしw私も参加したいかな^^; -- 魅音 (2007-04-04 08 51 08) 賛成意見多いから良いのでは?(ぇ -- たろー (2007-04-04 08 55 40) 賛成です。 エンドさんと同意見ですが、日曜日に都合が付かない人もそれなら参加できるかもだからです。 -- セルジュ (2007-04-04 09 20 30) 意見としては賛成です。日曜のオークに準えて行うなら日曜組みの許可と、オークの名を涜さないだけの責任が必要です。 -- (2007-04-04 09 52 58) 日曜のお方たち 元さんやリーダーさん等には了承は得ておりますので。 -- れぃな 管理人 (2007-04-04 11 35 04) この企画には大賛成です^^自分の場合、日曜は全然来れないので。 -- 匿名希望すみません (2007-04-04 11 58 46) がんばって~w -- 元譲 (2007-04-04 12 24 06) 日曜は参加できない場合が多いので楽しみです♪頑張って下さい~。 -- calmi (2007-04-04 13 38 55) 賛成です。細かいルールや進行方法などの熟知は事前によろしくお願いします。頑張って下さい。 -- rikku (2007-04-04 13 41 56) 賛成します。 日曜5時なら部活でこれないのでいいと思います☆ -- 飛跡 (2007-04-04 14 22 06) さんせーです(ぁ)日曜にはこれないことが多いので;; -- 天壌の劫火 (2007-04-04 17 26 24) 賛成です、日曜これない人でもいけますし(まぁ、私は両方無理だけど)日曜これなくて水曜いける人も多いですしね^^ -- 烈火 (2007-04-06 12 27 06) 比較的水曜日は人が集まりやすいので、私は良いかと思いますよ^^ なので賛成に一票^^ -- 圭一 (2007-04-08 17 45 34) 名前 コメント
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部品構造 大部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT) RD 35 評価値 8部品 概要 大部品 通信・電話会社 RD 22 評価値 7大部品 電気通信事業者 RD 7 評価値 4部品 国営持ち株企業 部品 公衆電話の設置 部品 民間用通信回線の開通 部品 固定電話の販売と貸与 部品 良心的な電話料金 部品 電信による遠隔へのメッセージサービス 部品 電話番号の登録と販売 大部品 埋設型有線通信網 RD 6 評価値 4部品 通信インフラの整備 部品 環状線と電話線の埋設 部品 電話交換局の設置 部品 遠隔地の孤立回避 部品 耐久ケーブルの使用 部品 通信局舎による広域管理 大部品 緊急通信設備 RD 5 評価値 3部品 救急/警察への通報手段 部品 専用回線の使用 部品 予備回線によるサボタージュ対策 部品 緊急通信局の設置と業務 部品 通報の悪用と電話料金 大部品 通信の管理と規制 RD 3 評価値 2部品 守秘義務の制定 部品 災害時の通信統制 部品 通信事業者の登録 部品 通信・電話会社の流用実績 大部品 組織図 RD 10 評価値 5大部品 基本部署 RD 7 評価値 4部品 総務部 部品 人事部 部品 経理部 部品 営業部 部品 法務部 部品 監査部 部品 管理部 大部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT)特有の部署 RD 3 評価値 2部品 設備管理部 部品 ITイノベーション部 部品 情報セキュリティ・リスクマネジメント部 部品 立地 部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT)の騎士(T20) 部品定義 部品 概要 鍋の国の通信・電話会社(NABE no kuni Telegraph and Telephone、通称鍋TT)は 鍋の国国内の電話及び緊急通信網の提供及び維持管理を行う。 スムーズな通話の品質の提供と改善、お客様サービスの向上、 緊急時の消防・救急、警察への通報や連絡に使用される専用回線の提供と 保守を行っている。 部品 国営持ち株企業 電話会社は民間にその裁量の大きな部分を委ねている。これはある意味では賢明な事で利益的の追求と予算の使用用途という意味ではより商業的に利潤を目指すことが出来る。しかしその反面として裁量を大きく委ねる事で経営陣が暴走し予期せぬ事故を引き起こすこともあり得る。その為、電気会社の所持する株式のうち6割超を藩国で所有する事でこれらの防止策と制御をなし、半官半民の法人としてバランスをもって運営がなされている。 部品 公衆電話の設置 各地に公衆電話を設置する事で各地への連絡を容易にするとともに、緊急時の通報などが効率的に行えるよう考慮され設置された。公共機関や交通機関などを中心にホテルやレジャー施設、人通りの多い通りなどに設置され、電話料金は先払いは硬貨かテレホンカードの挿入によって行われた。初期は少々高価な価格設定が為されていたが民間用の電話が普及するにつれて価格は安定し誰でも使えるようにその都度再設定された。 部品 民間用通信回線の開通 公衆電話の設置から遅れて各地の商業施設や会社、少し裕福な家庭などに電話回線が開通した。初期はぜいたく品の一種、もしくは業務用の連絡手段としての使用が目されていたが普及するにつれて価格が低下、安定したおかげで一般家庭にも少しずつ普及していった。電話線は主に埋設されるか電線と共に人々の頭上を這う形で設置され、開通工事の際には国に届け出を為され開通作業が行われた。 部品 固定電話の販売と貸与 当然ながら回線を開いただけでは電話をすることが出来ない。その為電話機の販売及び貸与が行われた。デザインはシンプルなものであったが使用面に関して言えば過不足はなかった。 部品 良心的な電話料金 電話料金については誰でも利用できるようにする為に比較的安価に設定された。この価格は普及率と電話使用率に合わせて毎年改定され公示が行われ、高すぎないよう、しかし安すぎて赤字が出すぎない範囲で調整が為された。 部品 電信による遠隔へのメッセージサービス 電信によって簡易的なメッセージを送るサービスが電話通信と並行して行われた。この簡易メッセージは祝電や弔辞などを中心に使用され、行事事などで重宝される事となった。 部品 電話番号の登録と販売 通信回線を利用するための電話番号は基本的に登録制である。個人の場合は1世帯に一つ、法人は業務に複数必要なためにこの限りではなかった。基本的には登録料金を払う事で電話回線が開通される。登録番号の使用時間によって課金が為され翌月に使用した分の料金を払うことになる。また稀に縁起のいい番号などが記念的に販売され、これを抽選販売するなどの催しもあった。 部品 通信インフラの整備 電話線は地中に埋設される形で各地に配線された。これには大規模な土木工事が行われた。しかし何らかの事情で地中に設置できない場合があり、その場合は電線を通じて各家庭へと繋がれる形になった。 部品 環状線と電話線の埋設 環状線に隣接する形で配線用の埋設スペースを確保する事で各都市への電話回線を広く配する事が出来るよう配慮された。これにより都市間の電話線が各種工事で掘り起こされ断線してしまう可能性を減らし、同時に広い範囲へ通信するための基盤を整えられたのである。 部品 電話交換局の設置 この通信網は一度電話をかけると各地に設置された電話交換局へと回線がつながり、電話交換士がかかってきた電話に対して有効な電話番号へその名の通りプラグを繋ぎ変える事で回線を繋ぐことによって機能している。これは非常に不便な方法で混戦などの事故も起こったがネットワーク化を防ぐための必要な手段でもあった。 部品 遠隔地の孤立回避 この通信網は商業的な理由だけでなく通常の行き来が不便な遠隔地に対して有効な連絡手段を維持する目的としても重宝された。物理的な移動は困難でも少なくとも連絡をとる事で現状を知る事が出来、もしもの時に助けを送る事が出来るように各所の遠隔地には優先的に電話回線が設置された。 部品 耐久ケーブルの使用 地中や電線にそってケーブルを這わせた場合腐食や雨風によるダメージが大きな課題となる。定期的に整備し交換しなければケーブルは駄目になってしまう事もあり得る。これを回避するために耐久性を重視したケーブルが使用され、メンテナンスが必要な期間を出来る限り引き延ばすことが出来るように配慮された。 部品 通信局舎による広域管理 各地に電話料金の管理や設置、登録の受付などの通常業務を行う窓口となる通信局舎が設置された。これは通信設備の管理に断線状況や通信状況の確認を行う為の広域管理業務も担っており電話通信が円滑に行われるよう常日頃から普請される事となった。 部品 救急/警察への通報手段 救急/警察への通報手段電話回線は各地で事件が起きたときの通報手段としても活用され、特定の通報用の番号へと連絡すると通報専用の電話センターに接続され救急車や消防、警察などへの通報が行えるようになっていた。これにより円滑な緊急通報が為される事となり事件が起きたときの即応能力の改善に一役買う事となった。 部品 専用回線の使用 緊急通報用の専用回線を用意する事により電話回線の混線やパンクを防ぎ、円滑な緊急通報が出来るよう配慮された。また同時に警察や消防、救急などは各自が個別連絡するための専用回線を個別で用意され、これらを通じて業務の円滑な連携が取れるよう配慮された。 部品 予備回線によるサボタージュ対策 通信回線をサボタージュなどのテロ行為で攻撃された場合、通信手段の一つが寸断され情報連携が取れなくなってしまう事がある。これを防ぐための緊急通報用の回線は予備が用意され、応急的な連絡手段が維持できるよう考慮されている。 部品 緊急通信局の設置と業務 各地に緊急連絡と非常時の通信対応を担う緊急通信局が設置された。これは通報に対する対応の他に災害時の連携や緊急時の通信統制などを担う場所の1つであり、公的機関の職員が常に詰める事となった。 部品 通報の悪用と電話料金 緊急通報について電話料金は基本的にとられることはない。ただし悪戯や悪意的な活用ではこの限りではなく、犯罪発覚の遅延などのような悪意的な目的で大量の通報が行われるなどした場合などには逮捕者には多額の罰金が課せられる事となった。 部品 守秘義務の制定 電話連絡は通常、個人的な目的、もしくは商業的な連絡のためなど各種秘密を持つこととなる。その為これらの秘密を守るために守秘義務が制定された。これは警察機関などが犯罪の捜査を行う場合に書類申請と審査を行ったうえで藩国からの許諾を得られた場合を除き電話や電報による通信を行った当事者以外がその内容を漏らすことを禁じるものであり。会話の秘密を守るためには必須のものであった。 部品 災害時の通信統制 災害時には回線の使用が一時的に制限され、そのリソースを各種の対応に回されることがある。これは回線のパンクによってパニックが起こる事を防ぐためであると共に、その回線を悪用した犯罪やテロを防ぐための措置でもある。 部品 通信事業者の登録 電話通信を通じて各種サービスを行う場合、通信事業者としてその事業内容の登録と一定期間ごとに適切な業務を行っているかの審査を受ける事になる。これは詐欺や違法な業務を防ぐための措置であり、適切に登録された業者が業務を行う事を妨害するためのものではない。 部品 通信・電話会社の流用実績 このアイドレスは神楽坂・K・拓海@無名騎士藩国の製作した流用可能アイドレスです。 紅葉国様の【紅葉国内都市通信網(有線対応)】に流用されました。 部品 総務部 経営企画、企画の進行管理、予算の管理や執行、事務事業や企画の調査及び改善、 情報化推進に係る企画、調査及び調整、事務手続きなど、組織全体に関する事務を取り扱う部門。 部品 人事部 組織の人員の勤務条件や勤労取り扱い、採用や人材育成・研修の計画と実施、 福利厚生など、組織の人員の人事や服務に関することを取り扱う部門。 部品 経理部 固定資産の管理や知的財産権、収支伝票の審査及び執行、 現金などの出納保管、資金の運用、購買契約、工事及び修繕、 請負契約、物件の賃借及び処分、施設の営繕など、 組織の経理事務に関することを取り扱う部門。 部品 営業部 営業業務や広報、お客様サービスの企画立案、調査研究など、 組織のサービス推進に関する事務を取り扱う部門。 部品 法務部 契約・取引の条項が法律に違反しないか、コンプライアンスの遵守、 監査部と共同で違法行為が組織内で行われていないかチェックするなど、 社内での法律関係の問題を処理する部門。 部品 監査部 組織が正常に機能しているかどうかを監査する部門。 異常だった場合は正常に戻すように働きかける権限を持っており、 自社内での不祥事を早期解決できるように作られた部門。 部品 管理部 組織が提供するサービスや商品の品質の管理、保守、運用、 また、それらの向上に関する調査、企画の計画、実施、運用などを 行う部門。 部品 設備管理部 回線の敷設における工事や維持管理、及びそれらに係る事務、通信障害対策と対応など、 通信・電話回線におけるハード面の保守を行う部門。 部品 ITイノベーション部 回線の速度向上、混雑緩和の研究、音声再生ソフトウェアのデータ収集と パターン分析・構築、情報技術の開発など、通信・電話回線における ソフト面の開発・保守を行う部門。 部品 情報セキュリティ・リスクマネジメント部 盗聴対策などの情報セキュリティの維持や向上と、洪水などの災害やテロなどによる 回線断絶時のリスクマネジメントと実際の対応を行う部門。 部品 立地 通信・電話回線は道路や環状線に沿って鍋の国全土に張り巡らされている。 基地局はサービスの維持管理に必要な数の施設と設備が鍋の国の各所に 設置されている。 通信・電話会社の本社は鍋底地方の北部(ほぼ鍋の国の中央)に設立されている。 部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT)の騎士(T20) 宮鍋 通子が任ぜられている。 既存技術の良いところをどう生かすか考えるのを好み、復興のため災害対策に力を入れている。 鍋の国の通信のよりよい安定を目指す、愛しいダーリンに息子と娘を任せられるので安心の、 シルバーのアンダーリムのメガネが似合うキャリアウーマン。 休日には家族でゆっくりと過ごす。 駅ビルへ遊びに行ったり、湖でのんびりと自然とふれあったりする。 提出書式 大部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT) RD 35 評価値 8 -部品 概要 -大部品 通信・電話会社 RD 22 評価値 7 --大部品 電気通信事業者 RD 7 評価値 4 ---部品 国営持ち株企業 ---部品 公衆電話の設置 ---部品 民間用通信回線の開通 ---部品 固定電話の販売と貸与 ---部品 良心的な電話料金 ---部品 電信による遠隔へのメッセージサービス ---部品 電話番号の登録と販売 --大部品 埋設型有線通信網 RD 6 評価値 4 ---部品 通信インフラの整備 ---部品 環状線と電話線の埋設 ---部品 電話交換局の設置 ---部品 遠隔地の孤立回避 ---部品 耐久ケーブルの使用 ---部品 通信局舎による広域管理 --大部品 緊急通信設備 RD 5 評価値 3 ---部品 救急/警察への通報手段 ---部品 専用回線の使用 ---部品 予備回線によるサボタージュ対策 ---部品 緊急通信局の設置と業務 ---部品 通報の悪用と電話料金 --大部品 通信の管理と規制 RD 3 評価値 2 ---部品 守秘義務の制定 ---部品 災害時の通信統制 ---部品 通信事業者の登録 --部品 通信・電話会社の流用実績 -大部品 組織図 RD 10 評価値 5 --大部品 基本部署 RD 7 評価値 4 ---部品 総務部 ---部品 人事部 ---部品 経理部 ---部品 営業部 ---部品 法務部 ---部品 監査部 ---部品 管理部 --大部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT)特有の部署 RD 3 評価値 2 ---部品 設備管理部 ---部品 ITイノベーション部 ---部品 情報セキュリティ・リスクマネジメント部 -部品 立地 -部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT)の騎士(T20) 部品 概要 鍋の国の通信・電話会社(NABE no kuni Telegraph and Telephone、通称鍋TT)は 鍋の国国内の電話及び緊急通信網の提供及び維持管理を行う。 スムーズな通話の品質の提供と改善、お客様サービスの向上、 緊急時の消防・救急、警察への通報や連絡に使用される専用回線の提供と 保守を行っている。 部品 国営持ち株企業 電話会社は民間にその裁量の大きな部分を委ねている。これはある意味では賢明な事で利益的の追求と予算の使用用途という意味ではより商業的に利潤を目指すことが出来る。しかしその反面として裁量を大きく委ねる事で経営陣が暴走し予期せぬ事故を引き起こすこともあり得る。その為、電気会社の所持する株式のうち6割超を藩国で所有する事でこれらの防止策と制御をなし、半官半民の法人としてバランスをもって運営がなされている。 部品 公衆電話の設置 各地に公衆電話を設置する事で各地への連絡を容易にするとともに、緊急時の通報などが効率的に行えるよう考慮され設置された。公共機関や交通機関などを中心にホテルやレジャー施設、人通りの多い通りなどに設置され、電話料金は先払いは硬貨かテレホンカードの挿入によって行われた。初期は少々高価な価格設定が為されていたが民間用の電話が普及するにつれて価格は安定し誰でも使えるようにその都度再設定された。 部品 民間用通信回線の開通 公衆電話の設置から遅れて各地の商業施設や会社、少し裕福な家庭などに電話回線が開通した。初期はぜいたく品の一種、もしくは業務用の連絡手段としての使用が目されていたが普及するにつれて価格が低下、安定したおかげで一般家庭にも少しずつ普及していった。電話線は主に埋設されるか電線と共に人々の頭上を這う形で設置され、開通工事の際には国に届け出を為され開通作業が行われた。 部品 固定電話の販売と貸与 当然ながら回線を開いただけでは電話をすることが出来ない。その為電話機の販売及び貸与が行われた。デザインはシンプルなものであったが使用面に関して言えば過不足はなかった。 部品 良心的な電話料金 電話料金については誰でも利用できるようにする為に比較的安価に設定された。この価格は普及率と電話使用率に合わせて毎年改定され公示が行われ、高すぎないよう、しかし安すぎて赤字が出すぎない範囲で調整が為された。 部品 電信による遠隔へのメッセージサービス 電信によって簡易的なメッセージを送るサービスが電話通信と並行して行われた。この簡易メッセージは祝電や弔辞などを中心に使用され、行事事などで重宝される事となった。 部品 電話番号の登録と販売 通信回線を利用するための電話番号は基本的に登録制である。個人の場合は1世帯に一つ、法人は業務に複数必要なためにこの限りではなかった。基本的には登録料金を払う事で電話回線が開通される。登録番号の使用時間によって課金が為され翌月に使用した分の料金を払うことになる。また稀に縁起のいい番号などが記念的に販売され、これを抽選販売するなどの催しもあった。 部品 通信インフラの整備 電話線は地中に埋設される形で各地に配線された。これには大規模な土木工事が行われた。しかし何らかの事情で地中に設置できない場合があり、その場合は電線を通じて各家庭へと繋がれる形になった。 部品 環状線と電話線の埋設 環状線に隣接する形で配線用の埋設スペースを確保する事で各都市への電話回線を広く配する事が出来るよう配慮された。これにより都市間の電話線が各種工事で掘り起こされ断線してしまう可能性を減らし、同時に広い範囲へ通信するための基盤を整えられたのである。 部品 電話交換局の設置 この通信網は一度電話をかけると各地に設置された電話交換局へと回線がつながり、電話交換士がかかってきた電話に対して有効な電話番号へその名の通りプラグを繋ぎ変える事で回線を繋ぐことによって機能している。これは非常に不便な方法で混戦などの事故も起こったがネットワーク化を防ぐための必要な手段でもあった。 部品 遠隔地の孤立回避 この通信網は商業的な理由だけでなく通常の行き来が不便な遠隔地に対して有効な連絡手段を維持する目的としても重宝された。物理的な移動は困難でも少なくとも連絡をとる事で現状を知る事が出来、もしもの時に助けを送る事が出来るように各所の遠隔地には優先的に電話回線が設置された。 部品 耐久ケーブルの使用 地中や電線にそってケーブルを這わせた場合腐食や雨風によるダメージが大きな課題となる。定期的に整備し交換しなければケーブルは駄目になってしまう事もあり得る。これを回避するために耐久性を重視したケーブルが使用され、メンテナンスが必要な期間を出来る限り引き延ばすことが出来るように配慮された。 部品 通信局舎による広域管理 各地に電話料金の管理や設置、登録の受付などの通常業務を行う窓口となる通信局舎が設置された。これは通信設備の管理に断線状況や通信状況の確認を行う為の広域管理業務も担っており電話通信が円滑に行われるよう常日頃から普請される事となった。 部品 救急/警察への通報手段 救急/警察への通報手段電話回線は各地で事件が起きたときの通報手段としても活用され、特定の通報用の番号へと連絡すると通報専用の電話センターに接続され救急車や消防、警察などへの通報が行えるようになっていた。これにより円滑な緊急通報が為される事となり事件が起きたときの即応能力の改善に一役買う事となった。 部品 専用回線の使用 緊急通報用の専用回線を用意する事により電話回線の混線やパンクを防ぎ、円滑な緊急通報が出来るよう配慮された。また同時に警察や消防、救急などは各自が個別連絡するための専用回線を個別で用意され、これらを通じて業務の円滑な連携が取れるよう配慮された。 部品 予備回線によるサボタージュ対策 通信回線をサボタージュなどのテロ行為で攻撃された場合、通信手段の一つが寸断され情報連携が取れなくなってしまう事がある。これを防ぐための緊急通報用の回線は予備が用意され、応急的な連絡手段が維持できるよう考慮されている。 部品 緊急通信局の設置と業務 各地に緊急連絡と非常時の通信対応を担う緊急通信局が設置された。これは通報に対する対応の他に災害時の連携や緊急時の通信統制などを担う場所の1つであり、公的機関の職員が常に詰める事となった。 部品 通報の悪用と電話料金 緊急通報について電話料金は基本的にとられることはない。ただし悪戯や悪意的な活用ではこの限りではなく、犯罪発覚の遅延などのような悪意的な目的で大量の通報が行われるなどした場合などには逮捕者には多額の罰金が課せられる事となった。 部品 守秘義務の制定 電話連絡は通常、個人的な目的、もしくは商業的な連絡のためなど各種秘密を持つこととなる。その為これらの秘密を守るために守秘義務が制定された。これは警察機関などが犯罪の捜査を行う場合に書類申請と審査を行ったうえで藩国からの許諾を得られた場合を除き電話や電報による通信を行った当事者以外がその内容を漏らすことを禁じるものであり。会話の秘密を守るためには必須のものであった。 部品 災害時の通信統制 災害時には回線の使用が一時的に制限され、そのリソースを各種の対応に回されることがある。これは回線のパンクによってパニックが起こる事を防ぐためであると共に、その回線を悪用した犯罪やテロを防ぐための措置でもある。 部品 通信事業者の登録 電話通信を通じて各種サービスを行う場合、通信事業者としてその事業内容の登録と一定期間ごとに適切な業務を行っているかの審査を受ける事になる。これは詐欺や違法な業務を防ぐための措置であり、適切に登録された業者が業務を行う事を妨害するためのものではない。 部品 通信・電話会社の流用実績 このアイドレスは神楽坂・K・拓海@無名騎士藩国の製作した流用可能アイドレスです。 紅葉国様の【紅葉国内都市通信網(有線対応)】に流用されました。 部品 総務部 経営企画、企画の進行管理、予算の管理や執行、事務事業や企画の調査及び改善、 情報化推進に係る企画、調査及び調整、事務手続きなど、組織全体に関する事務を取り扱う部門。 部品 人事部 組織の人員の勤務条件や勤労取り扱い、採用や人材育成・研修の計画と実施、 福利厚生など、組織の人員の人事や服務に関することを取り扱う部門。 部品 経理部 固定資産の管理や知的財産権、収支伝票の審査及び執行、 現金などの出納保管、資金の運用、購買契約、工事及び修繕、 請負契約、物件の賃借及び処分、施設の営繕など、 組織の経理事務に関することを取り扱う部門。 部品 営業部 営業業務や広報、お客様サービスの企画立案、調査研究など、 組織のサービス推進に関する事務を取り扱う部門。 部品 法務部 契約・取引の条項が法律に違反しないか、コンプライアンスの遵守、 監査部と共同で違法行為が組織内で行われていないかチェックするなど、 社内での法律関係の問題を処理する部門。 部品 監査部 組織が正常に機能しているかどうかを監査する部門。 異常だった場合は正常に戻すように働きかける権限を持っており、 自社内での不祥事を早期解決できるように作られた部門。 部品 管理部 組織が提供するサービスや商品の品質の管理、保守、運用、 また、それらの向上に関する調査、企画の計画、実施、運用などを 行う部門。 部品 設備管理部 回線の敷設における工事や維持管理、及びそれらに係る事務、通信障害対策と対応など、 通信・電話回線におけるハード面の保守を行う部門。 部品 ITイノベーション部 回線の速度向上、混雑緩和の研究、音声再生ソフトウェアのデータ収集と パターン分析・構築、情報技術の開発など、通信・電話回線における ソフト面の開発・保守を行う部門。 部品 情報セキュリティ・リスクマネジメント部 盗聴対策などの情報セキュリティの維持や向上と、洪水などの災害やテロなどによる 回線断絶時のリスクマネジメントと実際の対応を行う部門。 部品 立地 通信・電話回線は道路や環状線に沿って鍋の国全土に張り巡らされている。 基地局はサービスの維持管理に必要な数の施設と設備が鍋の国の各所に 設置されている。 通信・電話会社の本社は鍋底地方の北部(ほぼ鍋の国の中央)に設立されている。 部品 鍋の国の通信・電話会社(鍋TT)の騎士(T20) 宮鍋 通子が任ぜられている。 既存技術の良いところをどう生かすか考えるのを好み、復興のため災害対策に力を入れている。 鍋の国の通信のよりよい安定を目指す、愛しいダーリンに息子と娘を任せられるので安心の、 シルバーのアンダーリムのメガネが似合うキャリアウーマン。 休日には家族でゆっくりと過ごす。 駅ビルへ遊びに行ったり、湖でのんびりと自然とふれあったりする。 インポート用定義データ [ { "id" 94816, "title" "鍋の国の通信・電話会社(鍋TT)", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-06 04 01 00.815107", "updated_at" "2017-09-06 04 01 00.815107", "children" [ { "id" 94808, "title" "概要", "description" "鍋の国の通信・電話会社(NABE no kuni Telegraph and Telephone、通称鍋TT)は\n鍋の国国内の電話及び緊急通信網の提供及び維持管理を行う。\nスムーズな通話の品質の提供と改善、お客様サービスの向上、\n緊急時の消防・救急、警察への通報や連絡に使用される専用回線の提供と\n保守を行っている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-06 04 01 00.369655", "updated_at" "2017-09-06 04 01 00.369655", "children" [], "character" { "id" 144, "name" "島鍋 玖日" }, "localID" 1 }, { "id" 11246, "title" "通信・電話会社", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.369128", "updated_at" "2017-08-26 01 43 51.657958", "children" [ { "id" 11247, "title" "電気通信事業者", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.375713", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.375713", "children" [ { "id" 11248, "title" "国営持ち株企業", "description" "電話会社は民間にその裁量の大きな部分を委ねている。これはある意味では賢明な事で利益的の追求と予算の使用用途という意味ではより商業的に利潤を目指すことが出来る。しかしその反面として裁量を大きく委ねる事で経営陣が暴走し予期せぬ事故を引き起こすこともあり得る。その為、電気会社の所持する株式のうち6割超を藩国で所有する事でこれらの防止策と制御をなし、半官半民の法人としてバランスをもって運営がなされている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.376945", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.376945", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 4 }, { "id" 11249, "title" "公衆電話の設置", "description" "各地に公衆電話を設置する事で各地への連絡を容易にするとともに、緊急時の通報などが効率的に行えるよう考慮され設置された。公共機関や交通機関などを中心にホテルやレジャー施設、人通りの多い通りなどに設置され、電話料金は先払いは硬貨かテレホンカードの挿入によって行われた。初期は少々高価な価格設定が為されていたが民間用の電話が普及するにつれて価格は安定し誰でも使えるようにその都度再設定された。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.395799", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.395799", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 5 }, { "id" 11250, "title" "民間用通信回線の開通", "description" "公衆電話の設置から遅れて各地の商業施設や会社、少し裕福な家庭などに電話回線が開通した。初期はぜいたく品の一種、もしくは業務用の連絡手段としての使用が目されていたが普及するにつれて価格が低下、安定したおかげで一般家庭にも少しずつ普及していった。電話線は主に埋設されるか電線と共に人々の頭上を這う形で設置され、開通工事の際には国に届け出を為され開通作業が行われた。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.407176", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.407176", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 6 }, { "id" 11251, "title" "固定電話の販売と貸与", "description" "当然ながら回線を開いただけでは電話をすることが出来ない。その為電話機の販売及び貸与が行われた。デザインはシンプルなものであったが使用面に関して言えば過不足はなかった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.417256", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.417256", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 7 }, { "id" 11252, "title" "良心的な電話料金", "description" "電話料金については誰でも利用できるようにする為に比較的安価に設定された。この価格は普及率と電話使用率に合わせて毎年改定され公示が行われ、高すぎないよう、しかし安すぎて赤字が出すぎない範囲で調整が為された。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.430511", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.430511", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 8 }, { "id" 11253, "title" "電信による遠隔へのメッセージサービス", "description" "電信によって簡易的なメッセージを送るサービスが電話通信と並行して行われた。この簡易メッセージは祝電や弔辞などを中心に使用され、行事事などで重宝される事となった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.449057", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.449057", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 9 }, { "id" 11254, "title" "電話番号の登録と販売", "description" "通信回線を利用するための電話番号は基本的に登録制である。個人の場合は1世帯に一つ、法人は業務に複数必要なためにこの限りではなかった。基本的には登録料金を払う事で電話回線が開通される。登録番号の使用時間によって課金が為され翌月に使用した分の料金を払うことになる。また稀に縁起のいい番号などが記念的に販売され、これを抽選販売するなどの催しもあった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.464185", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.464185", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 10 } ], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "expanded" true, "localID" 3 }, { "id" 11255, "title" "埋設型有線通信網", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.486678", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.486678", "children" [ { "id" 11256, "title" "通信インフラの整備", "description" "電話線は地中に埋設される形で各地に配線された。これには大規模な土木工事が行われた。しかし何らかの事情で地中に設置できない場合があり、その場合は電線を通じて各家庭へと繋がれる形になった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.487717", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.487717", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 12 }, { "id" 11257, "title" "環状線と電話線の埋設", "description" "環状線に隣接する形で配線用の埋設スペースを確保する事で各都市への電話回線を広く配する事が出来るよう配慮された。これにより都市間の電話線が各種工事で掘り起こされ断線してしまう可能性を減らし、同時に広い範囲へ通信するための基盤を整えられたのである。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.499059", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.499059", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 13 }, { "id" 11258, "title" "電話交換局の設置", "description" "この通信網は一度電話をかけると各地に設置された電話交換局へと回線がつながり、電話交換士がかかってきた電話に対して有効な電話番号へその名の通りプラグを繋ぎ変える事で回線を繋ぐことによって機能している。これは非常に不便な方法で混戦などの事故も起こったがネットワーク化を防ぐための必要な手段でもあった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.509956", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.509956", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 14 }, { "id" 11259, "title" "遠隔地の孤立回避", "description" "この通信網は商業的な理由だけでなく通常の行き来が不便な遠隔地に対して有効な連絡手段を維持する目的としても重宝された。物理的な移動は困難でも少なくとも連絡をとる事で現状を知る事が出来、もしもの時に助けを送る事が出来るように各所の遠隔地には優先的に電話回線が設置された。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.521236", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.521236", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 15 }, { "id" 11260, "title" "耐久ケーブルの使用", "description" "地中や電線にそってケーブルを這わせた場合腐食や雨風によるダメージが大きな課題となる。定期的に整備し交換しなければケーブルは駄目になってしまう事もあり得る。これを回避するために耐久性を重視したケーブルが使用され、メンテナンスが必要な期間を出来る限り引き延ばすことが出来るように配慮された。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.532312", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.532312", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 16 }, { "id" 11261, "title" "通信局舎による広域管理", "description" "各地に電話料金の管理や設置、登録の受付などの通常業務を行う窓口となる通信局舎が設置された。これは通信設備の管理に断線状況や通信状況の確認を行う為の広域管理業務も担っており電話通信が円滑に行われるよう常日頃から普請される事となった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.542894", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.542894", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 17 } ], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "expanded" true, "localID" 11 }, { "id" 11262, "title" "緊急通信設備", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.565037", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.565037", "children" [ { "id" 11263, "title" "救急/警察への通報手段", "description" "救急/警察への通報手段\t電話回線は各地で事件が起きたときの通報手段としても活用され、特定の通報用の番号へと連絡すると通報専用の電話センターに接続され救急車や消防、警察などへの通報が行えるようになっていた。これにより円滑な緊急通報が為される事となり事件が起きたときの即応能力の改善に一役買う事となった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.566223", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.566223", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 19 }, { "id" 11264, "title" "専用回線の使用", "description" "緊急通報用の専用回線を用意する事により電話回線の混線やパンクを防ぎ、円滑な緊急通報が出来るよう配慮された。また同時に警察や消防、救急などは各自が個別連絡するための専用回線を個別で用意され、これらを通じて業務の円滑な連携が取れるよう配慮された。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.576478", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.576478", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 20 }, { "id" 11265, "title" "予備回線によるサボタージュ対策", "description" "通信回線をサボタージュなどのテロ行為で攻撃された場合、通信手段の一つが寸断され情報連携が取れなくなってしまう事がある。これを防ぐための緊急通報用の回線は予備が用意され、応急的な連絡手段が維持できるよう考慮されている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.587729", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.587729", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 21 }, { "id" 11266, "title" "緊急通信局の設置と業務", "description" "各地に緊急連絡と非常時の通信対応を担う緊急通信局が設置された。これは通報に対する対応の他に災害時の連携や緊急時の通信統制などを担う場所の1つであり、公的機関の職員が常に詰める事となった。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.598885", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.598885", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 22 }, { "id" 11267, "title" "通報の悪用と電話料金", "description" "緊急通報について電話料金は基本的にとられることはない。ただし悪戯や悪意的な活用ではこの限りではなく、犯罪発覚の遅延などのような悪意的な目的で大量の通報が行われるなどした場合などには逮捕者には多額の罰金が課せられる事となった。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.608426", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.608426", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 23 } ], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "expanded" true, "localID" 18 }, { "id" 11268, "title" "通信の管理と規制", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.629347", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.629347", "children" [ { "id" 11269, "title" "守秘義務の制定", "description" "電話連絡は通常、個人的な目的、もしくは商業的な連絡のためなど各種秘密を持つこととなる。その為これらの秘密を守るために守秘義務が制定された。これは警察機関などが犯罪の捜査を行う場合に書類申請と審査を行ったうえで藩国からの許諾を得られた場合を除き電話や電報による通信を行った当事者以外がその内容を漏らすことを禁じるものであり。会話の秘密を守るためには必須のものであった。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.630687", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.630687", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 25 }, { "id" 11270, "title" "災害時の通信統制", "description" "災害時には回線の使用が一時的に制限され、そのリソースを各種の対応に回されることがある。これは回線のパンクによってパニックが起こる事を防ぐためであると共に、その回線を悪用した犯罪やテロを防ぐための措置でもある。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.642902", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.642902", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 26 }, { "id" 11271, "title" "通信事業者の登録", "description" "電話通信を通じて各種サービスを行う場合、通信事業者としてその事業内容の登録と一定期間ごとに適切な業務を行っているかの審査を受ける事になる。これは詐欺や違法な業務を防ぐための措置であり、適切に登録された業者が業務を行う事を妨害するためのものではない。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-21 01 59 21.688526", "updated_at" "2017-08-21 01 59 21.688526", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 27 } ], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "expanded" true, "localID" 24 }, { "id" 74869, "title" "通信・電話会社の流用実績", "description" "このアイドレスは神楽坂・K・拓海@無名騎士藩国の製作した流用可能アイドレスです。\n紅葉国様の【紅葉国内都市通信網(有線対応)】に流用されました。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-26 01 43 51.763483", "updated_at" "2017-08-26 01 43 51.763483", "children" [], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "localID" 28 } ], "character" { "id" 75, "name" "GENZ" }, "expanded" true, "localID" 2 }, { "id" 94813, "title" "組織図", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-06 04 01 00.695401", "updated_at" "2017-09-06 04 01 00.695401", "children" [ { "id" 78541, "title" "基本部署", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-26 15 40 21.679882", "updated_at" "2017-08-26 15 40 21.679882", "children" [ { "id" 78542, "title" "総務部", "description" "経営企画、企画の進行管理、予算の管理や執行、事務事業や企画の調査及び改善、\n情報化推進に係る企画、調査及び調整、事務手続きなど、組織全体に関する事務を取り扱う部門。 ", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-26 15 40 21.684252", "updated_at" "2017-08-26 15 40 21.684252", "children" [], "character" { "id" 144, "name" "島鍋 玖日" }, "localID" 31 }, { "id" 78543, "title" "人事部", "description" "組織の人員の勤務条件や勤労取り扱い、採用や人材育成・研修の計画と実施、\n福利厚生など、組織の人員の人事や服務に関することを取り扱う部門。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-26 15 40 21.709364", "updated_at" "2017-08-26 15 40 21.709364", "children" [], "character" { "id" 144, "name" "島鍋 玖日" }, "localID" 32 }, { "id" 78544, "title" "経理部 ", "description" "固定資産の管理や知的財産権、収支伝票の審査及び執行、\n現金などの出納保管、資金の運用、購買契約、工事及び修繕、\n請負契約、物件の賃借及び処分、施設の営繕など、\n組織の経理事務に関することを取り扱う部門。 ", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-26 15 40 21.730801", "updated_at" "2017-08-26 15 40 21.730801", "children" [], "character" { "id" 144, "name" "島鍋 玖日" }, "localID" 33 }, { "id" 78545, "title" "営業部 ", "description" "営業業務や広報、お客様サービスの企画立案、調査研究など、\n組織のサービス推進に関する事務を取り扱う部門。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-26 15 40 21.751825", "updated_at" "2017-08-26 16 20 29.851863", "children" [], "character" { "id" 144, "name" "島鍋 玖日" }, "localID" 34 }, { "id" 78765, "title" "法務部", "description" "契約・取引の条項が法律に違反しないか、コンプライアンスの遵守、\n監査部と共同で違法行為が組織内で行われていないかチェックするなど、\n社内での法律関係の問題を処理する部門。", "part_type" "part", "created_at" "2017-08-26 16 20 29.859885", "updated_at" "2017-08-26 16 20 29.859885", "children" [], "character" { "id" 144, "name" "島鍋 玖日" }, "localID" 35 }, { "id" 78766, "title" "監査部", "description" 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第19話 合宿 ~4日目―2~ 山の中・・ 山の中は、草の上にあった朝露がそろそろ消え始めている時刻になっていた。太陽が空高く上がりはじめ、木々の 間から光が差し込んでくる。 しかし、それ以上に興味を引くのは気温の低さだった。8月の中旬、夏真っ盛りの今の季節に、午前10時になってよ うやく気温が20度を超えてきたか?という気温の低さには驚かされた。 ここが山の中だから気温が上がりにくいかもしれないが、それにしても肌寒く、薄暗い。 木々がこの周りを囲っているからだろうか? ふと、頭の上から木の葉が落ちてくるのを見て、レッドはそれを掴んでみた。 その葉は、少しばかり緑が薄く、所々が茶色になっている。いや、というよりこれは、秋の木の葉に近い色をしてい た。 季節が狂っている・・・・? さきほどから、周りでタンポポの綿毛が飛んでいると思ったらひまわりの種が落ちている、という場面がたびたび見ら れた。 タンポポとひまわりが同時に咲くなど、少しばかりおかしい。 そう思っていると、急にいっそう肌寒い風が吹いてきた。レッドは風に体温を奪われないように身を小さくし、身体をこ する。温かみを感じたのはその数秒後だった。 そこでレッドはふと、イエローのことを思い出した。 この場所は結構肌寒い。彼女は半袖半ズボンでいるはずで、その格好じゃ寒いに違いない。 レッドは踵を返して近くの洞窟へと向かっていった。 洞窟に入るとイエローが呑気な顔で眠っていた。2時間ぐらい前に1度起きたと思ったら、状況説明を終えた途端にま た眠ってしまったのだ。朝には弱いと言っていたので、2度寝など普通のことなのだろう。 レッドは、半袖のままでいるイエローの身体に自分のジャケットをかけた。 上着の重みに気付いたのか、イエローは身体を少し動かした。起きたか?とレッドは思ったが、イエローはそのまま ジャケットを小さな手で掴んで、また動かなくなってしまった。 レッドは、目の前で安心した顔で眠っているイエローを見て、本当によかったと思った。 昨夜はどうなることかと思ったものだ。 ただ正直言って、イエローを見つけられたのは幸運だとしかいいようがなかった。 昨日の午前6時頃、勢いよくプテラで山に向かったのはいいものの、イエローの捜索は難航した。山はかなり広かっ た。いくら空を飛んでいたとは言え、この広い山から人1人を見つける事はかなり難しい。1時間ほど空の上からイエ ローを探し回ったが、成果はまったく上がらなかった。 どんどんと周りが暗くなっていき、このままではイエローを見つけられないのでは?と思って、かなり焦った。内心、焦 っては駄目だと思いつつも、自分の生徒――それもおそらく1番仲が良い生徒が遭難してしまったと考えると、どうし ても気持ちが先にいってしまう。いつの間にか目はひっきりなしに森の中を探りまわっていた。 捜索を始めて、2時間。 自分の背中を掴んで飛んでいるプテラは、長時間飛んできたせいか、そろそろ疲れの色を隠せないでいた。いつもは 移動するのにも1時間ほどしか飛んでいなかったが、今はその倍近くは飛んでいる。疲れるのも当たり前だった。 プテラに無理をさせると、後々に響いてくるかもしれない。イエローを見つけたとしても、今度はプテラに自分とイエロ ーの2人を運んで貰わないといけないのだ。その時のことを考えると、今は休憩を取った方がいいとレッドは考えた。 少しばかり休憩を取った後、もう一度捜索を再開しよう。 そう思った矢先だった。 視界の端で何かが光り始めた。 驚いてその場所を見ると、山のある1部分、それも今飛んでいるところからそう遠くない場所から明るい光が現れてい た。 こんな山奥にそんな光を出すような施設はあるはずはなかった。まして、それは人工的な光とは感じられなかった。 その光を数十秒眺めた後、何の光なのかが理解した。 その光は、自分もまた持っているポケモン――ピカチュウの電気の光なのだ。 プテラに指示し、レッドがその場所に到着すると、案の定、そこにはすさまじい勢いで辺りを照らし続けているイエロー の持ちポケモン『チュチュ』がいた。身体から電気を発する技『フラッシュ』を使い、夜を昼にする勢いで光を出してい る。 そしてその横には、仰向けになって倒れているイエローがいた。 その姿を確認すると、レッドはすぐにイエローの傍に寄った。彼女を見つけたことを喜んでいる暇はなかった。倒れて いる、という事実はレッドに最悪の状況を想像させるきっかけとなってしまった。 レッドはまず、イエローの傍で電気を出し続けているチュチュに「大丈夫だ」と言って、その行動を止めさせた。チュチ ュはもうすでに大量の電気を出し切っており、それ以上放出すると危険な状態になってしまうからだった。 近くに転がっていたモンスターボールにチュチュを入れ、レッドはすぐにイエローを起こそうと声を掛け始めた。 「おい、イエロー!」 しかし、意識がないのか、イエローはまったく反応を示さなかった。 脈と呼吸をとると、心臓はちゃんと鼓動は刻み続けており、息の出し入れもしている。 レッドはとりあえず、イエローを起こす事は後にして、彼女が怪我を負っていないかを調べる事にした。無理に起こす 事はできないので、仰向けのままで手足を探ってみる。 イエローは幸い、主だった怪我を負っていなかった。出血などの外傷は無し、骨が折れているような形跡も無い、おそ らく気を失っているだけと思われた。 レッドはそこまで確認すると、ほっ、と安堵の溜息をついた。あとはイエローが目覚めた時に彼女が身体の異常を訴 えなければ、何の問題もない。気を失っている理由は分からないが、とにかく怪我がなくてなによりだった。 そして次にレッドは、その場で立ち上がって周りの状況を確かめた。何故、イエローがこんな所で倒れているかを見 極めなくてはいけない。 イエローが倒れていた場所は、目の前に岩壁がありその周りは森林で囲まれている地点だった。岩壁はちょうど山 が垂直に削り取られたように岩肌を見せていて、それが左右に続いていた。 森林はそれほど深くはない。公園にあるぐらいの高さの木が周りにあるだけで、それ以上は特徴的なものはなかっ た。普通の山、と考えていいだろう。 そう確認すると、レッドは首を傾げた。おかしい。見渡す限り、周りにはイエローの気を失わせるようなものは何も無 い。障害になりそうなものが1つも無いのだ。 唯一考えられるのは、イエローが何者かに襲われたか、もしくは単に転んで頭を打ったというようなもので、それ以上 もそれ以下も何もなかった。 レッドは悩み始めた。これぐらいならイエローが遭難する理由なんて見つからないが・・・・ ふと、岩壁に沿って上を見上げてみた。木々の間から、遥か頭上、つまり岩壁が終わっている地点に道のようなもの があるように見える。高さからして、マンションの3階ぐらいだった。 レッドはそれを見て、まさか、と思った。 もしかしたら、イエローは崖から落ちてしまったのではないか? そう思いついた途端、レッドはイエローの身体をもう一度確認し始めた。 先ほど診た時は何も無かったが、もし崖から落ちたのなら、身体に何かしらの形跡が残っているはずだ。 手足や頭を診てみたが、その辺りには何も大きな傷は無かった。少々のかすり傷がついているだけだ。 ということは、あとは背中ぐらいか?そういえば、イエローの身体を案じて身体を起こさなかったので、背中は見てな い。 レッドはまだ気を失ったままのイエローの身体を上半身だけ起こして、背中の服をまくってみた。女の子の服をまくる のは少しばかり気恥ずかしいが、今はそんなことを言っていられない。 レッドは背中の状態を見て、あっ、と声をあげた。予想は当たっていたようだった。 彼女の背中には、無残な打撲の跡と、皮膚の内部まで裂傷している出血中の傷が見られていた。背中にここまでの 傷を負っているのだから、イエローは間違いなく崖から落ちたと見ていいだろう。 レッドは背中に背負っていたリュックサックから、医療用具を取り出した。もしものために持ってきたものだが、本当に 使うとは思っていなかった。 まず裂傷部分の手当てから始めた。傷周りの血を拭き取り、水筒に入れてきた水で傷を洗う。 消毒液で傷を殺菌し、傷部分を直接手で圧迫して出血を少なくすると、その上に止血剤を塗った。傷は深いものの、 それほど広くは裂傷していない。止血剤で十分だと思われた。 出血がある程度まで止まると、今度は傷の上にガーゼを載せる。後は布をその上に被せて医療用のテープで固定す れば終わりだ。応急処置だが、これで切り傷の方はなんとかなる。 そして次に、青白い打撲の跡が残っている背中を丹念に調べた。打撲がある場合、まず骨折を疑わなくてはならな い。打撲に骨折はつきものだ。 皮膚の表面を指で押したり、身体を動かしたりして骨折があるか見てみるが、幸い骨折はしておらず、打撲だけのよ うだ。打撲なら薬と冷湿布でなんとかなる。 レッドは打撲用の薬を塗りつつ、よくあんな高さから落ちて打撲で済んだな、と内心に思った。普通なら骨折ぐらいし ていてもおかしくない高さだ。よほどイエローの運がいいのだろう。 薬を塗り終え、最後に打撲跡の上に冷湿布を貼る。打撲は後々熱を伴ってくるため、あらかじめ湿布は貼っておいた 方がいい。 ふぅ、と息をつくと、レッドはイエローの服を元に戻した。これで応急処置は終わりだ。 医療用具をリュックサックに直しつつ、レッドは早くここから出よう、と思った。イエローを見つけたのならもう用が無 い。さっさと彼女を連れて、プテラでこの山を脱出するべきだ。 レッドは後ろの方に待機させてあるプテラを呼ぼうと、振り返ってみた。 が、 「プ、プテ!」 プテラは、何があったのか地面に倒れていた。地面に大きく翼を広げ、苦しそうな表情をしている。 プテラの身体を調べてみるが、その身体には何も異常が見当たらなかった。おもだった外傷もまったく見当たらない のに。 2時間ぶっ続けで空を飛んだことが原因とは考えにくい。まるで身体の体力だけが奪われているように、プテラは地 面にその巨体を寝かせていた。 レッドはすぐにプテラをモンスターボールに戻した。とりあえずボールの中で休ませて、回復薬か何かで回復させてお こう。 プテラの入ったボールを腰につけ、まずどうやってこの山を抜け出すかを考えた。 まず、歩いて山を降りる事は不可能だ。この暗さでやみくもに歩くのは自殺行為に等しいし、イエローがまだ目を覚ま さない。彼女を山を降りるのは体力がもたないだろう。 なら、電話をかけて救出を待つというのが最善か?と思って、ポケギアで助けを呼ぼうとしてみた。 が、 『圏外』 ポケギアの画面は、無情にもここがワタルの言っていた、『電波が通らない場所』ということを示していた。『電波障害 地域』。ポケギアの電波さえも通らない場所。 電波が通らない理由は不明と聞いた。いや、今はそんなことを考えている時じゃない。早く安全な場所に避難しなけ ればならなかった。森の中にこのままいると野生のポケモンに襲われたりして危険だ。 そう考えて気を失い続けているイエローを自分の背中に背負い、近くを歩き回って見つけたのが1つの洞窟だった。 そこはイエローが気を失っていた場所からそう遠くない所で、高さは2メートルほど、横は5メートルの小さめの洞窟だ った。 とりあえずの避難場所になるかと思ってそこに入ると、外から見るよりは中が結構明るい事に気が付いた。洞窟の壁 をよく観察してみると、どうやら発光性のコケが生えているようで、それが月光ぐらいの明るさを洞窟の中にもたらして いるらしい。 月明かりと同じくらいの明るさの中、コケが生えていない場所を選んで、イエローをそこに寝かせた。 眠っている間は体温が下がる。怪我をしている状態でそれは危険なので、彼女の身体に自分のジャケットをかぶせ てやった。イエローが目覚める気配はない。 目が覚めるまで待った方がいいな、と思って、とりあえず彼女をそのまま眠らせてやることにした。 レッドの記憶はそこで途切れている。寝てしまったのだ。 ※ レッドはそこで眠ってしまったことに激しく後悔していた。 あそこで寝てはいけないのだ。本当なら、徹夜して彼女の容態を確認し、危険が寄って来ないように見張りをしつつ、 どうやって山から脱出しようか考えておくべきだった。自分はそれを忘れて、ぐーすか寝ていたわけだ。 「はあ~・・・・」 レッドのため息が洞窟の壁に連続的に反響し、段々と消えていく。自分のため息が聞こえるたびに肩を落とし、肌をこ すって温かみを得ようとした。午前10時を回っているのに、洞窟の中はまだ肌寒かった。 「はぁ・・・」 もう一度ため息をつく。 「・・・・どうしたんですか?」 イエローが急に目をあけてこちらに話し掛けてきた。ずっと気持ち良さそうに寝ていたのに、いつの間に起きていたの だろうか? イエローは地面に横になったまま、こちらを見つめてきた。レッドは、その彼女の様子に驚きつつ「・・・・身体は大丈 夫か?」と声を掛けた。 「あ、はい。もう背中の痛みもましになってますし・・・・・・・それより、さっきのため息はなんだったんですか?」 「ん?・・・ああ、あれね・・・・あれは・・・・」 レッドは迷った。自分の事がふがいなくて、自己嫌悪のため息をついていたなんて・・・・言えるだろうか?いや、いえ まい。 「・・・・・・」 「・・・レッド先生?」 「い、いや、なんでもない。ただ無意識に出たんだ・・・・・それより、歩けそうか?」 「どうでしょう・・・・・ちょっと立ってみますね」 イエローはそう言うと、地面に手をつき、足に力を入れて立とうとし始めた。レッドはそれを助けようと、彼女の手をとっ て支えになる。 「ん~・・・よいしょ!」 「・・・・・どうだ?」 ゆっくりと立ち上がったイエローは、傍目から見れば何も問題なさそうに見えた。背中の怪我もましになっていると言 っていたし、これなら少しは歩けるかもしれない。レッドはそう思った。 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薬を直している間、イエローはずっと自分の方を見つめていたので、レッドは何かあるのか?と思って、薬を直した 後、尋ねてみた。 「・・・・どうかしたのか?」 「いえ・・・・・・・・・あの、もしかして、私を見つけた時に薬を塗ったり、湿布を貼ったりしてくれたのは、レッド先生です か?」 「ああ、そりゃ、俺しかいないからな・・・・・・・それがどうかしたのか?」 「いや、その・・・・・」 イエローの顔が心なしか赤い。熱でもあるのか?と思って、彼女の額に手を当ててみるが、手をつけた瞬間、その顔 は一層と赤くなってしまった。 いったいなんなのだろうか? 「ん~?・・・・どうしたんだ?」 「なんでもないんです・・・・・はい・・・・」 額に当てた手をやんわりと退けると、イエローはそのままこちらと目線を合わそうとしなかった。何かに緊張している ような様子だ。そっぽを向いているような気がした。 そんなイエローを見て少し不審に思ったが、とりあえずそのことを保留にしておき、レッドは「さて、どうするか な・・・・・」と、これからのことを考えながら呟いた。 「何がですか?」 そっぽを向いていたイエローが、その言葉を不思議に思ったのか、再びレッドと顔を合わせてきた。 レッドは「ん?あ~それがな・・・・・・・・・」と答えながら、腰につけてあるモンスターボールを1つ取り出し、イエローの 目の前に差し出した。 一瞬、イエローはそれを不思議そうに見つめた。いきなりボールを出されて何の事か分からないのだろう。だが、疑問 顔でその中身を見た途端、その表情ははじけたように驚愕のものとなり、勢いよくこちらを向いた。 「どうしたんですか、プテラは・・・・」 「分からない・・・・薬を使っても治らないんだ」 ボールの中に入っているポケモン――プテラは、モンスターボールの中で苦しそうに息をしていた。レッドの目から見 てもそれはかなり痛々しい様子だった。 プテラは昨夜いきなり倒れたっきり、まったく回復してくれなかった。回復薬をいくつか飲ませたものの、効果はなし。 一晩休めば治るかと思っていたので、これはかなりの誤算だった。 とにかくこうなってしまうと、空を飛んでの脱出は不可能だ。 レッドは続けて、第2の訃報をイエローに伝える。 「それに・・・電話が繋がらない」 「ポケギアが、ですか?」 「ああ・・・・・」 昨夜から分かっていた事だが、ここは電話の電波が通らない区域らしい。電話をして救助を待つということも出来な い。 「それで、どうやって山を降りるか・・・って考えてたんだ」 「そうか・・・私が怪我をしているから・・・・すみません」 「いや、お前があやまることじゃないって」 頭を下げるイエローに、レッドは苦笑してそう言った。 「ま、それでどうしようか・・・・・」 レッドは腕を組んで悩んだ。 どうやって、ここを出るか。 飛んで帰ることも出来ないし、救助も待つ事が出来ない。 残されているのは、イエローを背負って山を降りるか、もしくは電波が通る場所まで移動して、そこで電話をして救助 を待つか、の2つだ。 どちらも、イエローを背負って移動をする事になるので自分にかかる負担はかなりのものだろう。昨夜からの捜索で 疲れも溜まっている。 しかし、ここにいても何も変わらないのも現実だ。恐らくグリーン達が捜索してくれているだろうが、この場所はかなり 見つけにくい。自分はチュチュの光でなんとか見つけられたものの、今は昼なのでその方法も使えないだろう。電気 の光は太陽の光のせいでかき消されてしまう。 なら、答えは1つだ。ここでじっとしているより、行動を起こした方がいいに決まっている。 ――・・・・・・・・するか!―― レッドは「なあ、イエロー」と、何かを考えている彼女に呼びかけた。 「はい?」 「・・・・・とりあえず、ここから出ようと思うんだ。最低でも、電波が届く所まで出て、そこで救助を待った方がいいしな」 「・・・・・そうですね・・・・そうしましょう」 イエローは考えに賛同すると、再び立ち上がろうとした。 しかし、やはり足が痛いのか、少し立ったと思ったらすぐに倒れそうになる。レッドはとっさにイエローの腰に手をやっ て、倒れないようにしてやった。 「あ・・・す、すみません」 「いや、いいよ・・・・・それより、その足で歩くのは無理だろ?俺がおぶってってやるよ」 「え!いいですよ!」 「ほら、怪我人が遠慮しないで」 顔を赤くして遠慮しているイエローに向かって、レッドは後ろを向いてしゃがみ、背中に乗れというような合図を送っ た。 よほど恥ずかしいのか、しばらく考えるような仕草をするイエロー。結局、渋々といった様子で、イエローはレッドの背 中に身体を預けた。 背中に重みがかかったのを感じると、レッドは「よし、それじゃ行くぞ」と言って立ち上がり、自分のリュックサックを手 に持って洞窟の出口に向かった。 「・・・あの・・・・レッド先生?」 出口に向かう途中、イエローがレッドの耳の近くで話し始めた。 「ん?」 「私、重いですよね?やっぱり、自分で・・」 「ああ、そうだな、ちょっと重いかな」 「え!・・・」 思いもかけない言葉だったのか、イエローはそれを真剣に受け止めてしまったらしく、落ち込む様子を見せた。顔を俯 かせて、「そう・・・ですか」と言って何も喋ろうとしない。 レッドはそんなイエローを見て、微笑んだ。 「冗談だって・・・・・本当は『お前、ちゃんと物食ってんのか?』って言いたくなるほど軽い。だから、どれだけ歩いてい ても疲れないって」 レッドは冗談めかした声で言いながら、イエローの身体が本当に軽い事に驚いていた。自分達の体重とは明らかに 違っているのだ。まるで空気を背負っているようで(大袈裟だが実際にそう感じる)これなら本当に疲れない。いつもは もっと重い荷物を持っているのだ。 いつもポケバト部で指導している時は意識していなかったが、こんな小さくて軽い身体を背負っていると、やっぱり女 の子なんだな、と実感させられてしまう。 ――・・・・・なら、余計に守らなくちゃな―― 女を守るのは男の使命。 イエローが女の子と思わされたのなら、生徒という範疇だけでなく、それ以上に守るべき対象だ。 そう考えていると、思いもかけず昔のことが思い出されてきそうになった。昔は守れなかったものがいる。その思いが 急に頭の中に浮かび上がってきた。 だが、レッドはそれを振り払った。今はそんなことを考えている場合ではない。洞窟を出るのが先決だ。 イエローは、先ほどの冗談でふて腐れてしまったのか、とても静かになっている。彼女の小さな身体からは心臓の鼓 動が感じられる。レッドはそれを背中で受け止めながら、今はこいつを守るのに集中しよう、と決意を固めた。 洞窟の外は、少し明るかった。 ※ 外はまだ冷気が漂っていた。先ほどより2℃は低く感じられる。昼が近づいているのにこれはかなりおかしい。ひまわ りが周りに見られていて、タンポポの綿毛もそこかしこに飛んでいる。 レッドはおかしくなってきそうな感覚を、なんとか張り詰めさせ、足を進めていた。 もちろん、無言で黙々とではなく、イエローと色々なことを喋りながら。 「レッド先生・・・・・」 「うん?」 「ポケギアが・・・・」 洞窟を出てから10分ほど、足を止めることなく歩いているのに、なかなか『圏外』の文字が消えなかったポケギアを、 イエローが目の前に差し出してきた。 「・・・・これは」 ポケギアのディスプレイには、ちゃんと電波が通っている証であるアンテナのマークが立っていた。マークは1本。 これなら、電波状況は悪いものの通話は出来るはずだ。 「イエロー!電話してみてくれ!」 「はい!」 レッドはイエローが電話をしやすいよう、歩く足を止めた。イエローは早速ポケギアのボタンを押している。緊張してい るせいか、彼女は何度かやり直していたりした。 レッドはそれを横目で見ながら、もう一度周りを見渡してみた。 相変わらず、菊の花、まつぼっくりなどの、季節感をまったく無視したような風景がそこには広がっていた。森林という にはあまりにも不自然だった。 ――こことも、やっとおさらばか・・・―― さすがにこんな所にずっといるのはごめんだった。ポケギアの電波は通らない。季節感を無視した植物が生えてい る。気温も低くなったり高くなったりして、しかも自分のポケモンの体力が何故か回復しない。 そして、もうひとつ。 なんだか感覚というか、直感というか・・・・そういう、トレーナーとしての『カン』がまったく働かないのだ。 今日の朝に目覚めた後、少し外を歩き回っていたときに気付いた事だった。例えば、野生のポケモンがいきなり草む らから出てきたり、前を横切ったりすることがたびたびあったのだが、レッドはそれを予想するというのが出来なかった のだ。 昔から、野生のポケモンと戦う時や、トレーナーと戦う時、はては道を歩いている時も、レッドはどんな状況でも、野生 の嗅覚ともいえるような感覚で相手の行動を先読みすることができた。野生のポケモンがそろそろ出るかな?と思っ た途端、それが大当たり、というのが高確率であるのだ。 しかし、今はそれができない。 そういう『カン』は、自分にとって1番に大事なものだと考えているレッドにとって、これは大問題だった。 ――なんでかは分からないけど・・・・・早くここから出たいな・・・―― 『カン』が働かないことがこんなに気味の悪い事だとは思わなかった。昔から『カン』に頼りっぱなしなせいもあるのだ ろう。 と、 ――・・・・なんだ・・・?―― なんだか、嫌な視線を感じる。 『カン』で感じるような気味悪さではない。人間に見つめられているような視線でもない。 まるで、獣が今からしとめる獲物を狙おうかという視線だ。背中にへばりついてくる。感触が悪く、背筋が凍りつく。 しかも、いくつもの方向からその視線は出ている気がした。 ――いったい・・・?―― 周りを注意深く見回してみると、急に目の前の草むらから、ガサ、と何かが動く音が聞こえた。レッドはそれを聞き、 草むらの中に何かがいると感じた。 まただ。また、自分の『カン』が働かなかった。 ガサ! 今いる場所は、ちょうど木があまり無い場所――つまり、森林が広がっている中で、ここだけが円形に木が切り取ら れているような場所だった。 広くはないものの、ここなら視界はそんなに狭くない。もし、今から出てくる『何か』が襲ってきたとしても、余裕をもっ て反応できる。 ガサ! レッドは、背中に乗せているイエローを落とさないように注意しながら、腰につけているモンスターボールに手をかけ た。 イエローはまだ電話をかけるのに夢中になっているようだ。前に『何か』がいることに気付いていない。 ガサガサ! 『何か』は草むらから姿を現した。それほど大きくない、人の身長ほどぐらいと見られた。レッドはニョロボンの入ったボ ールに手をかけた。 だが、レッドはその『何か』の姿をしっかりと目に入れると、一瞬にして身体を固まらせた。 「・・・・・レ、レイ・・・」 レッドはそれを見て、唖然としていた。 黒く長い髪に、とび色の瞳。 5年も前から、その顔を写真の上でしか見る事ができなかったレインボーの姿が、そこにはあったからだった。 山の中を色々と探し回っているが、それは何の意味もなさないかのように、周りは静けさで一杯だった。 地上から白く見えている太陽は高くまで昇ってきている。午前10時を過ぎたこの時ならこれが普通だが、それにして も暑い。汗が身体中に滲み出て、もうすでに30℃を越えているのではないか?と思わせるほどだった。 照りつける太陽の中、ジェルブは額に少しばかり汗を浮かべながら、山の中を歩いていた。キョロキョロと周りを見渡 しながら、どんなささいな情報も逃すまいと目をこらす。折れた木の枝を踏んで、ポキ、という音がした。 イエロー達の姿はまるっきり見つからなかった。捜索開始から3時間以上経っているが、イエローの姿は見えないし、 2人を見つけたという連絡はまったく入らない。 ジェルブは、ずっと沈黙しているポケギアを手に取り、眺めた。改造ポケギアの画面が妖しく光り、いつでもイエロー や他の部員からの連絡を受けられるようになっている。だが、ここ数時間はまったく反応はなく、それはイエローがま だ見つからないという事を示していた。 いったいどこにいるのか・・・・・ 早く見つけないと、という思いが焦りの気持ちを引き出す。早く見つけないと、彼女が危ない。 だが、焦りは禁物だ。こういう捜索活動は、探す方も探される方も忍耐が勝負だ。焦れば、その分体力が減るだけ で、冷静に事を進めないといけない。 ジェルブは焦りを身体の奥底に押し込めて、周りを眺めてみた。 昨日、今と同じ様な暑さの中でポケモン捕獲をしていたが、山の中はその時とはまるっきり雰囲気が変わっているよ うに感じた。前のように季節に外れた植物が生えているわけではない。何か変な視線を感じるわけでもない。 その代わり、静かだった。草木のさざめく音も聞こえないぐらいに、あまりにも静か過ぎるのだ。 「なあ・・・・ワタル・・・・・・静か過ぎると思わないか?」 「・・・・ああ、そうだな・・・・・周りからは何の気配もない」 ワタルは目をきょろきょろと運びながら答えた。せわしなく目を動かし、早歩きとも言える速さで歩いているワタル。表 情は焦りの色を見せている。 そんなワタルを見て、ジェルブは、珍しいな、と思った。 ワタルとは、人数の関係で自分とが余ってしまい、しかたなく2人で捜索する事になっていた。グリーンが2人で大丈 夫か?と尋ねてきたが、別に問題はない。いや、逆にワタルと2人の方が良かったのだ。下手にしらない人物といる より、昔からの付き合いで事情を知っているワタルと一緒にいる方が、何かと都合がいい。 しかし、その昔からの付き合いであるワタルが、今のように焦っている姿は始めてみるものだった。 この焦っている姿、というのは、普通の人なら絶対に分からないぐらいに微妙な変化だ。目線や口元の動き、そして 口調。ジェルブでもなんとなくでしか感じ取れないが、とにかくワタルは何かに焦っている。 まあ、こんな事件が起きてしまえば焦るのも普通なのだが・・・それでもかなり珍しい事なので、ジェルブは少し驚い ていた。 「ジェルブ・・・・・1度電話してみたのか・・・?」 突然、ワタルが話し掛けてきた。 ジェルブは「ん・・・ああ」と答えて、ズボンのポケットから改造ポケギアを取り出した。 「1度はな・・・・だけど、やっぱり圏外だった」 捜索が始まる前、1度イエローに対して電話をかけてみたが、やはり相手が出る事は無かった。 おそらく電波が通らない場所にいると思われた。この改造ポケギアで通話できないとしたら、相手が通話できない状 態でいる時だけだ。 イエローが電波障害地域にいるとしたら、その地域の付近を捜せばいいだけなのだが、いかんせん、その場所が何 個もあるのが問題なのだ。 電波障害が起こる場所は、ワタルによると山のあちこちにあるらしい。自分が昨日行った場所もその1つだし、ワタル でもその場所が何ヶ所あるのか見当もつかない。 よって、イエローが電波障害地域にいると分かっても、どの地域にいるのかが分からないのでどうしようもない、という のが現状だった。 「・・・・もう一度掛けてみろ」 ワタルが、こちらの持っているポケギアを見ながら、言った。 「・・・・・・こっちが改造ポケギアでも、あっちが改造してないから、どれだけ掛けても無駄だけど?」 「それでもいい。早く掛けてみろ」 いつにも増して強情なワタルに、ジェルブは少しばかり溜息を吐きつつ、ポケギアのボタンを押してみた。 こちらのポケギアをいくら改造したとしても、相手のポケギアがそうでないのだから、どれだけかけても、絶対に通じる 事はないのに・・・ ワタルはそれが分かっていないのか・・・・ プルルルルルル! 電話から呼び出し音が耳に鳴り響いている。しかし、どれだけこの音が続いていても、相手が出る事はない。どうせ、 圏外だということを知らせる、ただの機械の音が出るだけだろう。 ガチャ! ――え?―― 『はい・・・』 「イエローか!」 『その声はジェルさんですね!』 これは驚いた。まさか、本当に通じてしまうとは・・・ ワタルのカンが当たったという事か。 ジェルブははやる心を押さえつつ、「どこにいるんだ?」と尋ねてみた。 しかし、イエローはそれを無視し、悲壮な声を出していた。 『大変なんです!レッド先生が・・・』 「レッド先生?いったいなにがあったんだ?」 レッドがイエローといっしょにいるということを聞いて、少し安心しつつ、一方で真剣味を帯びている声を聞いて、気が 張り詰めるのを感じた。その声は、あちらの状況が普通でない事を伝えている。 『あの、それが・・・・・』 「イエロー、いったいどうした?」 『そ、それが、なんだかさっきから様子が 』 その瞬間、プツ、という音と共に電話が切れた。 「おい!イエロー!イエロー!」 大声でイエローの名前を呼ぶが、電話からは単調な機械音しか聞こえてこなかった。ツー、という連続音が耳にむな しく響いている。 「どうした?」 ワタルが、怪訝そうな顔で話し掛けてきた。 ジェルブは「切れた・・・」と答え、呆然とした。いったい、彼女に何が起こった? しばらくそのまま考えていたジェルブは、すぐにそうだ!と思いつき、再びポケギアのボタンを押し始めた。 ポケギアについている10個以上ものボタンを滑るように操り、操作を行う。 ワタルはそれを不思議そうな目で見ていた。 「・・・・・ジェルブ、何をしている?」 「ポケギアで改造したのは、電波を強くしただけじゃない。もう1つ機能を追加しておいたんだ・・・まさか本当に使うと は思わなかったけど・・・・」 ポケギアの画面が、この山一帯の地図を写し出した。 ジェルブはそれを家訓すると、もう一度ポケギアについているボタンを押す。 「いったい何を・・・」 「ポケモン図鑑に、1度出会ったポケモンの居場所を知らせる追跡機能がついてるだろ?あれを少し応用して・・・」 画面は検索中を示していて、真ん中にはパーセントの表示を示していた。左から右へグラフが増えていく。今は『5 0%』だった。 「電話を掛けた相手の居場所を追跡できるようにしたんだ。まだ未完成だから、おおまかな位置しか特定できないけ ど・・・」 パーセンテージがついに『100%』を示した。 すると、画面上の地図の上に、白く点滅している点を中心とした赤い円が表示された。 「これは・・・・」 ワタルが画面を覗き込みながら、感嘆の声を漏らした。 ジェルブはボタンを押して、地図の尺度を小さくして幽玄岳全体を映し出す。 「円の半径が、実際の距離で約1キロメートル・・・・・・つまり、この点滅してる地点を中心に、半径1キロメートルの範 囲でイエローとレッド先生がいるんだ」 ポケモン図鑑についている追跡装置をちゃんと理解して、それを応用し、このポケギアに追加させた機能。『逆探知』 とも言うべきこの機能は、つけるのに2、3日徹夜したほどだ。 だが、ちゃんと完成させておけば、イエローの居場所は1発で確定できていた。 ――こんなことになるならちゃんと完成させとけば良かった・・・―― ジェルブは心なしか後悔した。 一方のワタルは、その画面をジーッと見つめていた。おそらく、円の中心地点を覚えているのだろう。 そして、ついにその地点を頭に入れたのか、ワタルは急に顔を上げてこちらを見据えた。 「・・・・・・この円が示しているのは、今いる場所からそう遠くないようだな」 「ん~・・・少なくても、2キロぐらいかな?」 「よし、それなら、早く行くぞ」 ワタルはそう言って歩き始めた。 ここまで特定できれば話は早い。後でこのことをグリーン達にも知らせておいて、自分達はこの赤い円の範囲の捜索 を始めればいい。この範囲にイエロー達がいるのだ。電話の様子からして、何かしらの危機に直面しているイエロー 達が・・・ ガサ! 歩き始めた途端、ちょうど目の前の草むら、かすかな気配を感じた。 ジェルブはその気配の出所を驚くべきスピードで察知し、すぐにその場所に目を向ける。ワタルもそれに気付いたらし く、同じ様にその場所を見ていた。 「・・・・なんだ・・・・?」 「・・・・・・さあ・・・・」 ワタルの疑問に対し、曖昧な答えを返している間に、すでに気配が消えてしまっていた。 しかし、警戒を怠らなかった。周りに常に気を配り、少しの変化も逃さないよう5感を全て解放する。 周りには生物がいる気配どころか、木々のさざめきさえも無いような静寂が満ちていた。 ガサ! 今度は後ろから気配を感じ、2人はすぐに後ろを振り向く。 しかし、その瞬間、急に横から大きな物体が飛んできたのを感じた。 「なっ!!」 ジェルブはそれを後ろにジャンプして、すんでの所で避けた。ワタルも同じ様にその物体を避けている。 地面に着地した瞬間、さっきまで自分達が立っていた場所から、バコン!という、すさまじく大きい音が聞こえた。ま るで爆弾が爆発したような音だった。 そして、その地面には30センチほどの穴が開いていた。 「こ、これは・・・!!」 ジェルブは、その地面の穴を開けたその物体を、はっきりと視界に入れた。 それは、穴の上に立ってこちらを殺気立った目で見据えている。 それは生き物――ポケモンだった・・・・ 「・・・・・これは・・・・リングマ・・!」 驚いたようなワタルの声と同時に、草むらの中からリングマが2匹姿を現した。どうやら、先ほどの気配の正体はこの 2匹のリングマだったらしい。攻撃してきたリングマのために囮の役をしていたのだろう。 これで、自分達の目の前にいるのは3匹のリングマだった。 「これは・・・・まずいな・・・」 ワタルが渋い表情を浮かべながらそう呟いた。 「ここのリングマは縄張り意識が強く、自分達の縄張りの中に入った者には容赦しない・・・・迂闊だった」 「・・・・とにかく、ここは戦う事になるみたいだな」 ジェルブは腰につけてあるモンスターボールを手に取った。3つのボールの内、自分と1番長い付き合いとなるポケモ ンが入っているボールを選び、ボタンを押す。 そして、ボールを地面に向かって放った瞬間、リングマ3体は一斉に飛び掛ってきた。 「気をつけろ!こいつらはコンビネーションがいい!1匹を倒そうとすると、他の2匹でカバーしてくるからな!」 「分かった!」 自分に忠告してきたワタルがハクリューを出しているのを横目で見つつ、爪を立てたリングマ達が目前まで迫ってき ているのを確認したジェルブは、ボールから光と共に出てきたパートナーであるポケモン――スピアーに、攻撃の指 示を与えた。 「スピアー!」 スピアーは、その鋭いニードルを携え、リングマ達へと羽を動かしていった。
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